■あれこれあって北見の実家に戻ってきた。約7年の札幌生活だった。旧居退去の立ち会いに来た業者の人に「暑いところに行くんですね」なんて言われて来たがたしかに暑い。
■実家はすごく田舎でもないが、遠景に見える山の麓から住宅地にかけて田畑が点在しているような地域にある。この頃の暑さはセミの声を思い出すが、この地域の夏はセミよりカエルの声を聞く。夏はアマガエルの大合唱が毎夜聞こえるのが恒例なのだけど、気候変動のせいか気のせいか例年に比べてかなり静かだ。思えば札幌のセミも今年はやけに大人しいようだった。
■庭のアンズがたくさん実っていて、風に吹かれてボトンボトンと実を落としている。虫はそこそこ食っているようだが、意外とヒヨドリやカラスなどの鳥類には食べられていないようだ。毒でもあるのか、仮にそうとすると鳥はどうして判断しているんだろう。(木村)