漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

オーバーフロー

■暑い! 蒸す! しかし、台風でなんの被害もなかった札幌でそんな文句を言っていてはバチが当たる。道東の惨状たるや。一刻も早い復旧を願う。

原子力規制委員会は、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物について、70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300〜400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限すると「方針」を定めたらしい。そんな場所はどこにある。ここ数年の自然災害を見ろ。そして、電力会社が400年、国が10万年も存在すると思っているおめでたさよ。いや、さすがに委員会の人たちもそんなことは考えていまい。ただ、それくらい時間をかけねば仕方がないものが今、現に国内にある、ということなんだろう。

■子供のころ聞いた、いつか太陽が燃え尽きるという話を思い出す。何万年後か、何百万年後か忘れたが、人類も滅亡しているだろうということだった。そんなスケールのものを「方針」とは呼ばない。夢想、空想の世界だが、核廃棄物は現実に存在し、さらに増えている。考えるだに頭が痛い。

■いろいろあって頭もオーバーフローだ。目の前の仕事を淡々とこなさなくてはと思いつつ、じわじわダメージを受けている。最近、忘れものが多いのもそのせいかな。調子を崩してる人はいませんか。大丈夫?