漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

I am proud of you.

■と、モヤモヤした講演であったが、いいことも言っていた。特に、減点方式から加点方式の社会へ変えねばならないという話で、かつてアメリカ留学をしていたときのエピソードから、英語の教科書には早いうちから「I am proud of you.」という言い回しが出てくる。子供がなにかをして、大人がほめる。そのときに「私はあなたを誇りに思う」という。こういう言い方が基本表現としてある。一方、日本はどうか。「すごいね」とか「えらいね」とか、そのような表現になるのじゃないか。これは評価の言葉だ。「I am proud of you.」のような存在を肯定する言葉ではない。

■そのため日本では自己肯定感が低いのじゃないか、という話になったのだが、そう言われればそんな気もしてくる。さて、存在を肯定するような日本語の言葉とはどんなものがあるだろう。

■晴れたり雪が降ったりの忙しい天気。暖房のスイッチを入れると晴れ、切ると陽が陰る法則は今年も健在。やはりここの暖房と宇宙はつながっているのではないか。漂着教室では兄妹の利用者がおとなしく過ごしている。しんとして、うっかり寝てしまいそうだが、原稿を書かねばならない。すっかり〆切を過ぎてしまって、大丈夫なんだろうかこれ