■おかしい。日誌を書いたはずなのにない。寝ているあいだに仕事をしてくれる小人がいるように、夜中に仕事を台なしにする小人もいるに違いない。きっとそうだ。書いた夢を見たわけじゃないぞ。
■土曜日に芸術の森と大通美術館を梯子してきた。どちらもアール・ブリュットの展示だが、芸術の森は芸術作品として、大通美術館は作品を元にした製品を扱っているところが面白い。このような展示会を観ると、作品にかけるエネルギー量のすさまじさと、それを芸術や製品として取り出す人の目に感心する。どちらも自分にはできそうもない。一方で、たとえば漂流教室の利用者がつくったものを外に伝える方法はないだろうかとも考える。缶バッジマシンを買ったのも、そういう気持ちがないわけではない。まず自分があれこれやってみれば、なにかうまい方法が見つかるかもしれない。
■家に帰ってから、ハサミで紙を細く細く切った作品の真似をしてみたが、どうしても途中でちぎれてしまう。ちぎれなければ、ひどく太い。難しい。
■そして日曜日。余市のサンデースクールは4人とこじんまり。次週はクリスマス会でなにをつくるか話し合い、最近の話を聞き。余市紅志高校の演劇部は今年、全道大会に進んだ。凱旋公演を観た利用者が「面白かった。また観たい」としきりに口にしていた。そんなに面白かったのか。俺も観たい。またやってくれないか。(12/14夜)