漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

弱虫ペダル

■後志のサンデースクールで一緒に働いているひねさんが毎日20キロ走っているという事実に感銘を受け、ここ4日間くらい毎晩近くの公園で縄跳びをしている。階段ではなくエレベーターばかり使い、煙草も吸い、お酒も飲み、車を運転するようになってからは歩くことも少なくなった自分の体にちょっとばかり危機感を覚えたわけです。少しだけでも運動不足解消につながってほしい。
■しかし、連日続く筋肉痛に私の心は折れかけていた。縄跳びくらいしたところでたいした運動量にはならないだろうという甘い考えが出てきたわけです。だいたい高校の部活を卒業してからろくに運動をしてこなかった私の体にはちょっとばかし縄跳びという運動は過酷だった。なんで縄跳びをして腹筋が痛くなるの?飛んだだけで腹筋使うの?普段どんだけ腹筋使ってなかったんだよ。私の体。
■小学校の頃は楽々に飛べた縄跳び連続100回も、今飛ぶと結構ぎりぎり。というか、あまり飛べない。途中で足が引っかかるようになった。二重飛びも、あれー?昔は飛べたんだけどな。
■というわけで心が折れかかっていたわけですが、先日漂着教室の利用者Mちゃんが持って来てくれた「弱虫ペダル」というマンガを読んで再び私の中の闘志がみなぎってきた。昨日よりも今日、今日よりも明日と確実に成長していく自分の肉体。辛かった坂道が練習に練習を重ねた結果、しだいに楽に感じていく喜び。汗をかき、喉がくっつくほど渇き、心臓を誰かに強く握られているような感覚の中、前に進みたいという気持ちだけが足を動かし前進させる。成長していく喜びは、誰よりも自分が知っている…。いいね!熱いね!そういうの大好きだ!
■そういえば中・高とバドミントン部に所属していた私。日々のきつい練習をこなし、同学年の子と常に切磋琢磨して、ランキング戦で勝利しレギュラーを勝ちとった時の喜びを忘れていたよ。
■日々成長することの喜びは知っていた。経験済みだったわけです。「弱虫ペダル」が思い出させてくれました。だから、その喜びを楽しみにこれからも縄跳び頑張ろっと。