漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ロングドライブ

■週末に行われたシンタの集いについて日誌を書こうとしたら、坂岡くんに先を越されてしまった。だから簡単に。
■私は土曜日の「多様な学び保障法」についての教育懇談会に参加したため、シンタの集いは日曜日だけの参加。朝6時から車を走らせ、約3時間半かけて旭川まで行ってきた。無事会場に着いた時は、ちょっと感動してしまった。私が車で、しかも一人で旭川まで行けるなんて…!
■二日目の内容は、5つの実績報告を各グループごとに手分けして聞き、それを後でどんな内容だったかグループごとに話し合うというもの。特に印象に残っているのは、新保さんの小樽高等支援学校の話。
■小樽高等支援学校は、常に子どもたちが就職した後(学校を出た後)どれだけ自立できるかを大切にしている、という印象を受けた。日ごろの時間割には「働く力をつける」学習プログラムになっているし、生活の中でも「報告」「連絡」「質問」等を大事にし、就職後のコミュニケーション等で困らないよう配慮している。また、実際に就職する先に「3週間」現場実習に行き、就職する前からそこの現場で働くことが出来るようになっている。しかも、子ども達の就職後、仕事内容の違い等がないか、困ったことは無いか、先生方が細目に訪問に行くといった「訪問の強化」も行われている。
■実際に現場に出た後を体験できる現場実習(しかも3週間)だけでなく、その後の先生方の手厚いサポートは、子どもにとって何より強い盾のような存在だと思った。また、普段の時間割に組み込まれている「働く力をつける」学習プログラムは、働いた時に必ず自信へとつながっていく。子どもたちは、学校にいる間、働くための力と自信とやる気を確実に身に着けていくのだ。
■時間が40分程度しかなく、具体的な話が聞けなかったのが残念だった。また、グループごとに話し合う場でも少々時間に無理があるような気がしたな〜。
■シンタの集いでは、私が卒業した専門学校で非常勤講師をしている後藤龍太先生に久しぶりに会えた。なんという偶然!先生、お久しぶりでした!