■北海道フリースクール等ネットワークは今年で設立10年目。これまでを総括し、今後のあり方を考えるのが研修二日目の課題。
■そもそもFSネットは、フリースクールへの公的支援を求めて結成された。その後フリースクール同士の交流、研鑽が目的に加わり、子供の成長と学びを保障するための活動が加わった。
■実は意識されていないが、もうひとつ役割がある。ネットワークとしての他機関との連携だ。なぜ意識されてないかというと、ほとんど俺しか動いてないからで、なぜ俺しか動いてないかというと、重要視してるのが、そんで動くヒマがあるのが俺だけだからだ(金澤くんはいなくなってしまったし)。北海道フリースクール等ネットワーク名義の名刺を持ってる人が俺だけなのでも分かる。
■そうやってチョコチョコ動いてたら、地下歩行空間にパネルが並んだり、札幌市の子ども・若者地域支援マップにネットワークの加盟団体が全部載るようになったりした。成果が見えると意識もされる。そうすると新たな問題が顔を出す。
■「フリースクール等」の名前から分かるように、FSネットの構成団体はかなり幅広い。では、全団体に共通する点はなんなのか。それは「フリースクールとは何か」を問うことに等しい。
■結論から言うと、納得のいく共通点は見つけられなかった。研修の中では。それぞれが持ち帰り、改めて自分自身に問うことになるだろう。
■FSネットを法人化する案が出た。フリースクール合同の保護者懇談をする案が出た。各団体のイベントを連動させて宣伝しようという案が出た。奨学金制度をつくろうという案が出た。これらを進めるために専従職員を置こうという案が出た。いいよね。そうやってFSネットの活動を考えることが、自分のアイデンティティーを明らかにすることに繋がるし、他団体を知ることに繋がる。
■ネットワークと自分の団体と他の団体と、全てを連動して考えられるようにすること。今後のあり方の一歩目は先ずそれ。この研修でうまく踏み出せたのじゃないかと思う。(1/8)