■初めて料理したのは小学3、4年のときだったかなあ。両親が留守で、出来合いのものはあったんだけど、弟妹のために何かもう一品つくろうとしたのが間違いだった。目玉焼きを焼こうとして、黄身が破け変な形になったときの悲しさたるや。
■その後も、サンマを焼くのに火加減を誤って、にょろにょろはみ出た脂肪を寄生虫と勘違いして戦慄したり、まあいろいろ失敗した。いま漂着教室で子供らに飯をつくってるのが不思議なくらいだ。
■無理に発達的観点に持っていけば、何かを習得するというのは、自分なりの方法を身につけるということだよね。手順通りがやりやすいのか全体イメージがやりやすいのか、いろいろあるけど、それを見つけるまではどうしたって失敗を繰り返す。俺の例でいけば、弟妹が特に気にせず食べてくれたことがよかった。じゃあ次も、と思うもんね。そうやってるうちに、大体のやり方を見つけた。
■一旦見つけてしまうとアレンジは楽なので進みは早い。でも、代わりに出来なかったときのことを忘れちゃうんだよね。これはどうしようもない。その分、別の知識を使って他人を理解しようとする。一昨日や1/15の話にも繋がるけど、「出来るようになった」と「まだ出来ない」の間には果てない断絶があるね。
■だからせいぜいやれるのは、失敗のフォローくらいだよなー。でもまたこれが難しいんだ。
■風邪気味でやや調子悪い。夕方から会議なので、今のうちに日誌書いて夜は早く寝よう。