漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

技術交流

芝桜

■派手な絨毯が干してあるのかと思ったら芝桜だった。強いにおいにクラクラする。芝桜って花をもいだら蜜が吸えなかったっけ。

■訪問1件。ずいぶん自分から勉強するようになっている。そうなると間違いも減る。間違いが減ると手間が減るから、学習の負荷がより減る。従って労力少なく学ぶことが出来る。歯車は合うように出来ているが、最初の歯車を動かす機構はまだよく分からない。そのうち動くだろうと思って、いろいろ試しつつ教えるだけだ。

■ボールペンのペン先をコマのように回すのに、今まで両手を使っていたが、訪問先の子は片手で回していた。かっこいい。やり方を盗む。

■陶芸家の工藤和彦さんから案内をいただいて、「陶=表現 若手作家の今」という展示会を見に行く。道内の若手陶芸家7人のグループ展で、見に行っただけのはずが、そのままオープニングパーティーにも参加してしまった。なぜそこにいるのか自分でもよく分からなかったが、いろんな作家さんと話が出来たからまあいい。そんな機会もあんまりないだろうし。

■それぞれの工房の様子や製作の過程を写したスライドショーがあり、これが実に面白い。手法も道具もアプローチも全然違う。それぞれ表現したいものがあって、そのために積み重ねた手法だから当たり前なのだが、だからこそ刺激的なんだろう。出展者同士で質問が飛び交っていた。客に見せるものでありながら、作家の技術交流にもなっている。

■しかし、これでお金をとってもいい企画だよね。誰か、再度セッティングしないかな。

■そんで、同じようなことをフリースクールでも出来ないか。それぞれの手法を聴衆に見せながら、技術の交換にもなるという。前に山田がそんなことを書いていた気もするが面倒なので探さない。改めて読み返すと、勉強を教えるのもペン先回しも、技術交流なのかもしれないと強引にまとめてお休みなさい。