漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ニュースはあるけど

■通信作成後、訪問一件。その後漂着教室。夜訪問一件。

■夕方のニュースで発達障害支援についての話があるとテレビ欄で知ったので録画して見た。春から札幌で支援する専門学校ができるとのこと。しかし、ニュースの中身ではその指導の質まではわからないなと思いつつ見ていた。機関があるだけでなくその質がわからないと、どういうタイプの人を漂流教室から繋げられるか決められない。

■訪問先で話していたこと。ひきこもりの人たちを「コンピュータ好き・マニア」というイメージで語る人は多いとおもう。しかし、そのスキルは案外テレビのチャンネルを変えるのと変わらない人も多いのではないか。コンピュータは発信にも使えるけれど、そこまで達している人は案外少ないと思う。「ずっとパソコンに向かっているのだから、それを仕事の方に活かせないだろうか」というのは、「テレビをずっと見ているのだから、番組を作る側に行けばいい」という話に近い場合も多いだろうと思うのだ。コンピュータをどう使っているか、何を見ているか知ることで、また新たな展望も見える可能性は高まる(すぐ、「こうできるのでは」とならないところが大事)。結局、人との繋がりができることが人の成長にゆっくりと繋がっていくんだな。