■子供の頃、ガラスをロウソクであぶり、すすで黒くして日食を見た。ところが今はそのやり方は危険らしい。決してするなと新聞にあった。そんなら昔もそう言ってくれ。工具専門店にアーク溶接の遮光板が売っていて、これなら大丈夫だろうかとしばし立ち止まる。結局、日食は雲に阻まれ見えず。
■人を北大まで送ったあと、知り合いを訪ねて構内をウロウロする。10年ぶりくらいに会う人もあり、といって感動的なこともなく、とはいえ疎遠な感じもなく、なんてことのない話をする。10年は案外いい単位かもしれない。皆既日食は次は26年後だそうだ。