漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

好みの表れ

■月曜は通信作成の日。5年のあいだ毎週毎週、盆暮れも休まず出してると、レイアウトも自然と好みの方向に流れていく。そして、山田と俺では好みが違う。表の割付けはほぼ固定されてるが、裏面は比較的自由な分、山田担当か相馬担当かではっきり差が出て面白い。そんなところを面白がってるのは俺だけだと思うが。


■上は典型的な山田レイアウト。小さな枠を左右交互に配置し、視点を斜めに移動させるのが山田の好みだ。比較的余白の多い、ゆったりした紙面をつくる。見出しの文字列を球形にしたり、今回は違うが、みかちゃんフォントなど柔らかい印象のフォントを使うのも特徴だ。なので、山田がチラシを手がけると、やけにファンシーなものが出来たりする。


■こっちは典型的な相馬レイアウト。基本的に隙間なし。スクエアにカチッと組んで、見出しや煽りは本文に重ねて配置するのが俺の好みだ。限られたスペースでどれだけ詰め込めるか、に挑戦するところがあって、だから俺のつくるものは、情報がぎゅうぎゅうに詰まってるものが多い。この好みの違いは、「漂着教室」のレイアウトを考えたときにも表れた。これは次回にでも載せよう。

■訪問は1件休みで、2件。帰りに事務所に寄ったら、訪問先の子の担任からの留守電が入っていた。これまでの経緯など、今度話を聞きたいとのこと。この間のLD心理的疑似体験プログラムでも、別の子の担任が参加してくれた。そうやって少しづつ学校とも関係が出来ていく。別に仇敵なわけじゃなし、一緒にやれるところはやっていきたい。勿論それだけじゃない、言いたいことは言いたいし、その反対だって当然あるだろう。意見の対立なんてそう大したことじゃない。「対話」の出来ないのが一番イヤだ。


追記:ただ、「対話」につくテーブルの高さは配慮する必要があるのかな、とも思った。その辺に俺の見通しの甘さがあるような気もする