漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

坊や相馬

■俺も自分の中の傾向を発見した。先週末、子供10人くらいと一緒に遊んだ。そういうとき、俺はすっかり子供と同化してしまうようだ。兄弟のような気持になる。4人兄弟でひとり年の離れた長男なのとも関係あるかもしれない。なんだかみんな弟、妹のように思えてくるのだ。ほら、兄ちゃんの後をついて来い。そういう気持になる。

■この調子じゃ「漂着教室」を始めても、少しすりゃ同じことをするだろう。気づいてよかった。いい反省材料になった。比喩で子供のようなら構わないが、実際に子供になってはいけない。なぜなら大人だから。子供なら好きだの嫌いだの言ってりゃいいけど、大人はもっと他のことで生きてるのよ、なんて『麻雀放浪記』で坊や哲も諭されてた。

■訪問終了を決めた子がまたひとり。2年くらい通ったのか。学校にも行きだしたし、近々終わると予感していたが、改めて終了を告げられるとやっぱり淋しいのだった。まあしかし仕方ない。