■訪問4件のはずが、日程変更などで昼の2件が休み。夕方まで「月刊漂流」の編集やデスクワークをして、さて出かけるかと思った矢先、向うべき先からキャンセルの電話。これで3件目の休み。夜、最後の訪問先に行ったらもう寝ていた。18時なのに。結局4件全て休み。こんな日もあるんだな。
■あんまり休みが多いとちょっと不安になる。何か失敗したんじゃないかとか、具合が悪いと言っているが、実は拒否されてるんじゃないかとか、疑心暗鬼に駆られる。生徒が学校に来なくなった教師の気持ちがわかる気がする。意気投合できそうだ。
■幸い、「漂流教室」は呼ぶも呼ばぬも子供の意思に任せられているので、学校ほどには「休んではならない」という圧力はない。ただ、こっちがあんまり不安がっていると、それが伝わってかえって休みづらくなるかもしれない。余計な気負いを与えず気持ちよく休ませる。休ませるのも上手な人下手な人があると思う。
■そもそも、不安に陥るのは、やるべきことをやっていないからだ。負い目があるから、疑って不安になる。一回一回の訪問をきちんと務めねば、などと力が入ると、これまた休みを言い出しづらくなるかしら。休ませ上手の道はまだまだ険しそうだ。
■ちなみに休む方は、間違いなく休み上手と下手がある。大学の頃、ゼミに出てこない理由を教官に問われ、窮して、母を病気にした。信じてくれたのはいいが、信じすぎて本気で心配され、ことあるごとに容態を聞かれて、申し訳ないやら何やらあれは参った。これは下手な例。ウソの理由は自身のことに限る。