漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

片付かない

■札幌国際マラソンで、交通規制ある旨を報せる看板が、北から南から西から東から、市内の至るところに掛けてある。こんな日は外出しないのが一番。家にいて部屋を片付ける。ところが全然終わらない。あふれた本とマンガの山の前で呆然としている。もうイヤになってテレビのプロレス放送に逃避して、ついでに日誌を書いている。

■何で読んだのか覚えていないが、戦国時代だか江戸時代だかに日本に来た外国人が、日本では子供を叱るのに鞭をもってしない、子供をとても大事にしていると驚いたという。さらに明治12年の教育令では、「凡学校ニオイテハ生徒ニ体罰―殴チ或イハ縛スルノ類―ヲ加フヘカラス」と体罰禁止が明記されている。体罰はそんなに認められたものじゃなかったのかも、もともと。現在は、学校教育法第11条に「校長および教員は、教育上必要があると認めるときは、監督庁の定めるところにより、学生、生徒、児童に懲戒を加えることができる。但し、体罰を加えることはできない」と記されている。体罰は効果云々の前に法律違反ということか。ちなみに懲戒とは、生徒を叱ったりすること、及び退学、停学といったもののこと。*1

■明日は朝から廃校利用団体の会議がある。もう少し片付けをして寝るか。

*1:体罰と懲戒の別については、昭和23年の法務庁(現法務省)の見解に「学校教育法第11条にいう体罰とは、懲戒の内容が身体的性質のものである場合を意味する。すなわち、(1) 身体に対する侵害を内容とする懲戒―なぐる・けるの類―がこれに該当することはいうまでもないが、さらに、(2) 被罰者に肉体的な苦痛を与えるような懲戒もこれに該当する。例えば端座、直立等特定の姿勢を長時間にわたって保持させるような懲戒は体罰の一種と解せられなければならない」とある