■本屋に行くと教師向けの本の多さに驚愕する。科目ごとの実践書から、学級経営についての本、少し前に流行ったカウンセリングの本、最近の流行りなのかエンパワメントの本、発達障害の本も多い。これだけ本が出ているということは、読んでいる教師が多いのだろう。読んだからにはそれなりに実践もするのだろう。本の量から、教師という集団の能力の高さが伺える。
■しかし、有能が故に辛いのかもしれないとも思う。なまじ出来てしまうがために、自分で何とかしようとしてしまう、抱え込んでしまう。周りも頼る、何でも学校に持ち込む、ということはないか。もう少し無能であったなら。案外いろいろ片付く問題があるかもしれない。
■学校という機構の中にいるけれど、教師とは職人、あるいは個人事業主のようなものなのではないか。もしそうだとしたら、語るのでも要求するのでもそこを踏まえて行うことが肝要なのではないか。などと考えてみたのだが、とりあえず今の段階ではただの思いつきだ。
■ある本屋に半年ぶりくらいに行ったら、不登校の本のスペースが大幅に減って(というかほぼ消滅して)、代わりに学力について書いた本がべらぼうに増えていた。新聞を読まずとも広告にある雑誌の見出しを見れば世の中はわかる。本を読まずとも本屋の棚を眺めていれば世の中はわかる。どうやら今は“そういう”世の中らしい。
■教育書コーナーで幅を利かせていたもうひとつが子育ての本。このテの本は「占い」のコーナーに置け、というのがかねてよりの俺の考えだ。育つも八卦育たぬも八卦。
■明日はこれからやと自由学校「遊」主催のフェアトレードフェスタ(↓)で下働き。旧曙小学校で11時から。興味ある方は来られたし。
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