漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

暑いのでらしく

■暑い日続きだ。残暑というか、まだ夏が続いている気分になる。本州から帰ってきて一週間近いのに、旅行中と余り変わらない。

■訪問先に行ったら、ボードゲームを買っていた。面白そうだが、やるのに時間がかかるので、今度NPO法人コンティニューのゲームイベントでやりたいと話した。そんなコンティニューのイベントは、今週末25日よ。

■夜、暑いのでメキシコを思いテキーラを飲んでみた。んー、めひこ。(23日)

登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿in北海道

■終了してしばらく時間が経ったこの集い、そろそろ振り返ってみてもいいだろう。とはいえ、レポートのようなことはできない。オープニングのセレモニーに出てから、子ども・若者シンポと講演を聞いたくらいで、夜は取材を受けているし二日目は第一分科会の司会として他のを見たわけではないから。

■時間をおいて振り返ると、あの集いで得たものの一つは、「道内の不登校関係者の繋がりを強めた」ということだと思う。準備の最初の頃、自分が何をしたらいいのやらわからないという感想を、親の会から参加した実行委員からちょこちょこ聞いたものだった。それが終わった今では、これまで関係したことの無かった人と共同作業を通じて繋がりが深まりやって良かったという感想をよく聞く。その上、道外の人たちとも繋がりも出来、活動に新たな知見がもたらされたのではないか。

■集いの中では、いじめに対する緊急提言が採択され、それが期間中の報道のメインにもなっていた。先週の旅行中、定山渓にも来ていた東京の人たちと飲む機会があった。そこでもいじめについての話にはなった。我々40代の少し先輩あたりからが、いじめが話題になり始めた世代なのだろう。しかし、考えてみると、いじめによる自殺を受けての緊急アピールのようなものは、毎回事件毎に皆が出しているのに、30年近く前から変わることなく、毎年何件かは同じような事件が続いている。これを止めようとするならば、また違うことが必要なのではないか。中でも「いじめられたら逃げよう」という話は、必要だが届いてないと思うのだ。また、「いじめている人」についても考えなければならないだろう。

■東京の人たちと話す話題でもう一つ上がったのは、「オルタナティブ教育法」の話だ。集いでは資料の中に少し姿を見せた程度だった。しかし、今後は集いの中でもっと取り上げて欲しい。これは最近ツイッターで反対意見を語る人が出てきているので、今後盛り上がると思うよ。