漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ミチロウ清志郎

■誰が歌っているのか、突き当たりの部屋から遠藤ミチロウの「JUST LIKE A BOY」が聞こえてくる。♪ちょっぴり羨ましいけど今日はいい天気 JUST LIKE A BOY JUST LIKE A BOY まるで少年のように町に出よう。いい歌だ。

■もっとも今日は、町に出るにはあまり向いていなかった。天皇皇后来道で、警備の警官に見物人、報道陣がごったがえして邪魔なことこの上ない。あの2人が悪いわけじゃないが、「JUST LIKE A BOY」よりはRCサクセション甲州街道はもう秋なのさ」といった気分だ。♪これからは来ないでくれないか ぼくもうまっぴらだよ

■午前中の訪問が休みになったので、山田と体育館でキャッチボール。最近恒例になりつつある。来週の水曜もやるので、運動したかったらおいでまし。

■訪問は1件。今までほとんど外に出てなかった子が、漂着教室に行こうかなと言い出した。すんなりやって来るかどうかは分からないが、そういう気になったことだけでも今までとは違う。

■夜はスタッフミーティング。極論すれば、訪問なんてただ人と人が会っているだけのことだ。特別何かするわけじゃない。それなのに、ゆるやかに時には劇的に変化が起こる。訪問してる方もされてる方にも。そのメカニズムを上手く説明できないのがもどかしいのだけど、確かに変わるのだ。今日もそんな報告を聞いた。その時のスタッフの顔が実に嬉しそうで、何だか憎たらしい気になった。思い出してみれば、今まで関わってくれたスタッフも、やっぱりあんな顔になった瞬間がある。そうしていつの間にか古株になっていた、とは寺沢くんの弁。

斉藤次郎講演会

「子どもに拒否される学校と社会」


日時:9/23(土)13:30-16:30
場所:江別市民会館3階37号会議室(江別市高砂町6番地
講師:斉藤次郎
費用:700円
主催:江別登校拒否と教育を考える会「もぐらの会」(→サイト


不登校バッシングに抗して、悪いのは子どもの方なのか? 学校に子どもを合わせるの? という次郎さんが話してくれるのはどんなことになるのでしょう。学校が子どもの楽しい居場所であってほしいといつも次郎さんは言っていました。友だちと約束なしで会える場所として、遊ぶ約束をとりつける場所として、会いたい人が行けばそこにいる場所として学校が持つ意味はいろいろあったはずなのに、学校は今どうなっているのでしょうか。不登校のあと人はどのように生きていくことができるのでしょうか。


問い合わせ:011-385-9656(有限会社フレックス内谷口由美子)