漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

はたおり

■エールアライブの利用者と共に工房「北の葛布」へ。ここは、漂流教室開設時にコンセプトを一緒に考えてくれた渡邊志乃さんがやっている、織物工房なのだ。野山に生えている葛を採取して、繊維から糸を紡ぎ織物を織る。今、漂着教室の入り口にかかっている暖簾も作ってくれた。写真は織機。メカニカルでかっちょいい。


■工房では、藍染めや玉ねぎの皮、どんぐり、ふきのとうで染めた糸も見せてもらった。玉ねぎやどんぐりは深みのある茶色、ふきのとうは素敵な黄色に染まっていた。食事の時に捨てているもので色々作れるのは面白い。

■一つ一つの作業が一時間とか一日とか一週間とか、ゆっくりとした時間を単位にして進んでいく。あれもこれも色んなことに気を遣いながら素早くやっていくことは、結構大変なのであり、このリズムが生活リズムだよなと思う。そして、「仕事」の意味合いも考える。

■そんなことを思いつつ、夜は徹夜なんだな。これが。(火曜日)