漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

車との別れ

■いま乗っている車は持病というか、走行距離が10万キロ近くなると現れる不具合があるらしい。このあいだエンジンの調子が悪かったので見てもらったら、はたせるかな、それだった。

■ほかにも不調な箇所がある。もともと次の冬を越すかどうか悩んでいたところでもあり、いっそのこと乗りかえることにした。めぼしい車も見つかって、あれよあれよという間に、来週にはお別れになるかもしれない。そうなると急にさみしくなってきた。

■なにせ7万キロを一緒に走った仲だ。いや、俺は乗っていただけだけど、運転してたわけだし一緒と言ってもいいだろう。あちこちの道にこの車との思い出がある。

■そして今日はこの車と行く最後の余市だった。雨の日も風の日も雪の日もこの道を走った。吹雪で前が見えず死ぬかと思ったときもあった。あまりにきれいな夕焼けに、高速道路なのに車を停めて(安全なところにですよ)見入ったこともあった。うーん。別れがたいなあ。でも、それこそ走ってる途中に動かなくなってしまうかもしれないのだ。俺ひとりならまだしも、ボランティアスタッフも乗せる。まわりの車や歩行者への危険もある。仕方ないんだな。

■車との別れはつらい。どうしてこんなに思い入れるんだろう。あちこち出かけた記憶が積み重なっているからだろうか。