漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

選挙結果に

余市サンデースクールでクリスマスっぽい会を開催。壁の飾りつけをして、チキンサンドイッチ、ケーキ、フルーツポンチ、チョコフォンデュと盛りだくさん。

■帰宅して、選挙の結果を見て食欲が無くなったので回転ずし。美味いものでないと腹に入らぬ。

■思うことの一つは、一つ前に書いたことの繰り返しだが、政治活動は投票だけではないということ。毎日を過ごす中で、自分が望む世の中になるように生きていくことは、投票する権利が無い人でも出来ることだ。例えば、自分が望む世の中が問題解決に対して戦争のような暴力や意見を封殺するような権利の制限が無い世の中であるなら、周囲の人にそのように接していくことを苦吟しながらでも行う。ともすれば、簡単に断言して切り捨てて終わりにしがちな政治的話題について、どう話を続けていくのか考える。政治的な話題でなくてもいい。毎日過ごす人との関係性においても、自分が持っている力が相手にとって暴力として働いていないか考え、もしそうなら自分をどう変えるかを考えることは、政治を考えることにつながっていく。

■もう一つは、当選した人にすべての権利を委任したわけでないと自覚すること。政権与党になった自民党改憲を党是としているから、それを実行に移すだろう。しかし、選挙で当選した人たちだけに主権があるのではない。主権は国民一人一人にある。我々の望まない方向に国を動かそうとしている時には、それに反対して行こう。リコールはできなくとも、抵抗勢力になろう。「国がこうしようとしているのだから」と言える人は、たまたま国の方向性と自分の志向が一致しているだけである。もしくは、自分で考えることを止めて、人に委ねているだけである。政府と違うことを考え、それを求め、時にそれに従わないことが、基本的人権として人類が歴史的に獲得してきた世界中が認めている権利である。それを認めていないのは、中国や北朝鮮、旧ソビエトのような憲法を持つ国だ。そういう国と同じようにはさせない。