漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

自分がして欲しいこと

■仙台で毎年4月に「ARABAKI ROCK FEST.」というロックフェスが開催されている。まだ行ったことはないが、いつかは、と思っているフェスだ。さすがに今年は中止だろうか。中止なら、ライジングサンはじめ他のロックフェスに「アラバキステージ」をつくってほしい。そこで募金を集めて欲しい。

阪神大震災の二日後、全日本プロレスは大阪大会を予定通り決行。川田利明と小橋健太の三冠戦60分フルタイムドローと、沸き起こった「全日本」コールの記事を読んで涙がこみ上げてきたのを覚えている。だから今、プロレスラーのアクションを望む。

■…というのは、全部「俺がして欲しいこと」だ。俺もどこかでダメージを受けてるんだなと思う。俺の心をかきたてるのはやっぱりロックやプロレスで、だから上のようなことを思いつく。それは全然悪いことじゃなく、後はほかの人に役立つように企画すればいい。滅私は弱いよ。一時的にはよくても長期は無理だよ。長くやるなら、自分も奮い立つもので、他人のためになるものがいい。

■気をつけたいのは、「誰々はこういうことをしろ!」という論調になってしまいがちなこと。俺は力士に被災地の老人を慰問してほしいけど、それは俺が、年寄りのつらい姿を見るのを耐えられないからだ。ホントだめなんです。年寄りは幸せに暮らしてほしい。でも、そんな俺の心をどうにかするために、他人に危険なことをしろとは言えない。そこに気づくためにも、「自分がして欲しいと思ってること」を意識しておくのは大事かな。

地震のことを一度書いておきたかったので。ほかにもいろいろあるけど、とりあえずはいい。今は「未来少年コナン」劇場用OPだった「愛をもう一度」が聴きたいんだけど、YOUTUBEになかった。仕方ない。脳内再生するか。


■忘れておった。今週火曜に、さっぽろ自由学校「遊」の連続講座「学びをあきらめない」でワタクシが引きこもりについて話します。詳しくは↓。

社会的引きこもり〜居場所と支援のあり方〜


日時:2011年3月22日(火)18:30-20:30
場所:さっぽろ自由学校「遊」(札幌市中央区南1条西5丁目愛生舘ビル207)
受講料:一般1500円、学生・会員1000円


田中敦(レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク)
●相馬契太(漂流教室
ニートや引きこもりなど、社会との接点を失った青年は全国に100万人を越えるとの推定があり、その半数が30代以上と言われます。社会を支えるはずの若者に何が起きているのか。また身近な人が引きこもりになった時、私たちに何ができるのか、お話を聞きます。

研修で学んだことをこーいうところで還元していこう。