漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

キューバン・ハスキー

キューバ映画祭

■夕方から映画2本をはしご。1本目はキューバ映画「12の椅子」。元はロシアの小説らしい。キューバ革命直後の混乱を描く喜劇。革命諷刺の映画かと思ったら、そう単純ではなかった。上流階級も社会主義も宗教も、等しく笑いの的にされる。革命から3年目の映画というのがすごい。国民は冷静さとリアルさを持って受け止めていたということか。他のキューバ映画も観てみたい。

■大学の同期が解説をしてたり、以前いたフリースクールに来てた子が物販してたり、やけに知り合いに会う映画でもあった。

■もう1本は「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”-LAST HEAVEN 031011-」。バンド、ミッシェル・ガン・エレファントのドキュメンタリーだ。解散ライブの様子をメインに、合間合間に過去の映像が挿入される。デビュー間もなくの、将来への戸惑いの表情を浮かべていた若者が、あらゆるものを削ぎ落として、急速にロックンロールバンドへ進化する。この世に「かっこいい」以上の価値なんてないんだと、この映画を観ると分かる。というか、ホントはどんな映画も小説も音楽もそう言ってるんだけどね。

■久し振りに映画館に入ったけど、今は椅子がゆったりして観やすいんだね。今年はもう少しマメに映画を観ようかと思いました。