漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

まだ抽象的

ばんざい猫

■山田はいつになったら昨日の日誌を書くのか。

■12/17のコメント欄はなかなか考えさせられるものが並んだ。ここのところ同じことばかり言ってるが、理念は繰り返し確認することでしか浸透しない。当たり前だが、触れる機会が多ければ、それだけ伝わりやすくなる。子供からの呼ばれ方が変わった、というさぬきうどんさんの発見はそれを裏づけるものだし、接触の少なさがメンタルフレンドの役割に悩むスタッフの背景にあるはずだ。(送迎などで俺や山田と頻繁に会うスタッフは比較的悩んでないはず)

■そして自由高原のケースは、理念の共有に戸惑っているように見える。「共有」とは皆で同じことを言うのではない。同じことを言うのはお題目で、お題目になったら理念は死ぬ。そうではなく、個々が理念を自分の身に染む形で理解して、他と照らし合わせて大差が無い、そういう状態を言う。だから表す言葉はそれぞれ違う。俺や山田と同じことを言ってたりするスタッフを見ると、以下略。

■自由高原の理念は当然創始者に馴染んだ理念で、恐らく今のスタッフもそれを良しとしてたのだろうが、他人のつくったものはやっぱり他人のものだ。それを自分に通す作業がまだ途中だったんだろう。しばらく大変だと思うけど、活動を続けるなら通らなきゃいけない道なので、なんとか乗り越えて下さい。

■この辺、実に抽象的なのだが、大事なことだと思うので何とか言葉にしてみたい。午前中に一件訪問を終え、今は廃車引取りの業者を待っているところ。いろいろ考えて一度整理したかったので日誌を書いた。(12/19午後)