■紙袋の中の猫。
■一昨日の日誌でのK田さんのコメント。
なんか利用者さん達が自然に仲よくなって嬉しそうにお喋りしている姿は、未熟なスタッフが利用者さんにどーやって喜んで貰おうかと考えを巡らせているのが、馬鹿馬鹿しくなるほどキラキラしてます。
■利用者が「自然に」仲良くなったりお喋りしたりするためには、そうなるよう「意図的に」場所をつくっていかなきゃならないんじゃないかと思うんですよね。「自然に」は自然には生れないか、生れてもたまたまです。頻度を上げようと思ったらやっぱり作為が必要で、スタッフが「考えを巡らせ」るのってそこじゃないかなと。
■あれこれ考えてセッティングして、ようやく「自然に」が生れると言った方が分かりやすいかな。「自然に」を生むためにはセレモニーというものが重要なのでは、と最近思っているところです。
■親の会について。漂流教室ではかなり積極的に親の会を紹介している。前にも書いたが、親同士だからうまくいく、分かり合えるということは結構多い(その逆もきっとあるけど)。他機関が親の会をどう評価し何を期待しているか、もっと表明した方がいいんだろうなと思った。他人の視点によって気づくこと、分かることもある。自分たちだけで考えると煮詰まる。
■そして、親の会でもやはりセレモニーが大事かも、と思った。自分がグループの一員であると認識するにはいくつかポイントがあると思うのだけど、そのひとつがセレモニーなんじゃないかと。なぜ入学式、入社式、歓迎会があるのか。例えばそういうこと。あなたもメンバーのひとりなんですよ、とことあるごとに伝えることで、「対等で」「自然な」関係が出来るのかもしれない。まだ「かもしれない」レベルの思考だけども。