漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

伝承のこと

■漂着教室に置いてあるノートに、やって来た子(中三)が「バレンタイン・キッス」の歌詞を書いていた。なんでそんな歌を知っているのか、と思ったら、読んでいる漫画の中に出てきたらしい。つまり、漫画家がぼくらと同年代ということか。知識や出来事、ものの考え方の伝承というのは、体験や口伝だけではなくマスメディアを通しても行われるということですな。

■「三つ子の魂百まで」ということわざもあるくらいだから、小さい頃に子供たちが接する本やテレビ、ラジオ、ネットにどのような話しを大人が載せようとしているのかくらいは知っておいた方がいい。先日の話しと繋げると、人に助けを求めることを知っているというのは、行動における原理として染みついているものであるから、人に助けを求めるよりも自分で何とかしろという話ししか聞いていないなら、どこかでそれを聞かせるようにしたいものだ。お話で。

■漂着教室では餃子を作成。大きすぎた…。(2/4昼)