■札幌で3月に気温が15℃を超えるのは117年ぶりの椿事なんだそうだ。陽気に誘われたわけでもないだろうが、「漂着教室」には子供が6人。あの部屋に6人はちと多い。廊下に連れ出して、突き当りの休憩スペースでだらだらとする。さすが117年ぶりだけあって廊下にいても寒くない。
■別に部屋にだけいることはない。今はどこへ行くにもスタッフ連れだが、そのうち子供らだけでこうやって勝手にたまって遊ぶといいな。
■「率行式」も手伝って、子供同士顔見知りなことも増えた。今日も兄弟のように相手をしてくれて、ずいぶん助かった。こういうのも悪くない。だが、子供同士の関係は、一見自由なように見えて、実は周りの大人のやり方を踏襲していたりする。大人が厳しく当たる子には、そういうもんだと子供も厳しく当たるだろう。ノホホンとはしていられない。己の鏡がそこにある。