漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

鏡がある

■札幌で3月に気温が15℃を超えるのは117年ぶりの椿事なんだそうだ。陽気に誘われたわけでもないだろうが、「漂着教室」には子供が6人。あの部屋に6人はちと多い。廊下に連れ出して、突き当りの休憩スペースでだらだらとする。さすが117年ぶりだけあって廊下にいても寒くない。

■別に部屋にだけいることはない。今はどこへ行くにもスタッフ連れだが、そのうち子供らだけでこうやって勝手にたまって遊ぶといいな。

■「率行式」も手伝って、子供同士顔見知りなことも増えた。今日も兄弟のように相手をしてくれて、ずいぶん助かった。こういうのも悪くない。だが、子供同士の関係は、一見自由なように見えて、実は周りの大人のやり方を踏襲していたりする。大人が厳しく当たる子には、そういうもんだと子供も厳しく当たるだろう。ノホホンとはしていられない。己の鏡がそこにある。