漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

小論文的思考

■去年の今頃、漂着教室ではクリスマスっぽい会の話しなどしていたのだった。今年は年末に何もしていない。11月の展示会に気を取られていたからだろうが、年明けくらいに何かやろうか。

■相馬氏から車のオイル交換をしていたら、さらに故障個所が見つかったとのメール。いたたた。車の不調は死活問題なので、要注意ですな。

■訪問先がクリスマスプレゼントということでWiiを買っていた。今度、ソフトを持っていくことになった。そういや、去年はWii大会もしたな。あ、あれは年明けか。うん。それもいいな。

教育再生会議の話しのような、巷間語られる教育についての言説を見ていて感じる気持ち悪さは、大学入試の小論文的思考をだだ漏れさせているからだと思った。小論文って、自分の持っている知識・イメージをできるだけ論破されないように、筋道立てて語ろうとするじゃないか。結論はデータや実際から導かれるのではなくすでに脳内に存在しているから、問題解決のプロセスなど省みられることはない。ちょいとまじめぶった口調の床屋政談ができるか見るのが小論文だ。学問的に本当に必要な力は、ある問題を考える際にどのような資料が必要なのか判断し調査し読み解く能力であり、政治的に必要なのは、その上で自分の意見を人とやり取りして関係者が納得して問題解決に関わることのできるようにしていく関係調整能力だろう。結論などどうでもいいから「○○を考えるために必要だと思われることを、挙げよ」という試験を出している大学は無いものか。

■というようなことをNHKラジオ第二を聞きながら思ったよ。