漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

フラワーレイン

■「日本語科」って何度も繰り返すと、ちょっとタカ&トシみたい。「漂着教室」には谷川俊太郎安野光雅大岡信、松居直編著『にほんご (福音館の単行本)』がある。

もじが なくてもひとは ことばを つかうことができる。けれど もしも ことばがなかったら、きもちやかんがえを ひとにつたえることが できない。ひとの きもちや かんがえを、しることも できない。じぶんの あたまのなか、こころのなかにある ことばと、ひとの あたまのなか、こころのなかにある ことばとは、ともだちどうし。

どこまでを「ことば」と捉えるか、と考えるのも面白い。

■こっそり風邪が流行っている。暖かかったり寒かったり忙しいからな。札幌は今日は雨。濡れた土の匂いに混じって、ストーブを焚く匂いがする。タイトルは高田みづえ「花しぐれ」から。たまたまラジオでかかって、全部歌える自分に驚いた。あ、でもこの歌は6月の歌か。「水無月の雨の色」だもんな。

■訪問は1件休みで、午前中の1件のみ。相談の電話が何件か。「漂着教室」にも子供が来なくて、雨音も手伝ってのんびりした空気が流れる。保護者による学校評価について文を練るがまとまらない。まとまらないから考える。