漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

来客多数も

■訪問が休みになったので昼前に「漂着教室」へ。本棚に『ゼブラーマン』全5巻が増えたぞ。白黒つけるぜ!(でも、読むと白黒つけないマンガなんだよな)

■13時半、なまけものくん来室。14時半、近くに来たのでと見学の方来室。15時、札幌市役所インターンシップの学生来室。17時、スタッフの大畑くん来室。18時半、道新記者の田中さん来室。19時、月例会議のためスタッフ集合。いろいろ人が来て、子供だけは来ないという「漂着教室」の明日はどっちだ。

■人がいるなら行きたい、という声は何人かから挙がっている。見学に来られた方もそういうことを言っていた。誰かが最初のひとりになってくれればいいのだが、それもなかなか難しい。前々から検討していることではあるが、来るきっかけを作るためにも月いちくらいのペースでイベントの日を設けよう、と山田と話す。

■道新は、発表されたばかりの学校基本調査へのコメントを求めて。道内の不登校児童生徒の数は微減。もっとも割合は多分減ってない。スクールカウンセラーの導入が功を奏したとは道教委の弁。しかし、それは証明できない。ないとは言えないが、あるとも言えない。スクールカウンセラーの意義は、むしろ、教師以外の視点が導入されたことにある。

スクールカウンセラーからフリースクールを紹介される子供がいる。「漂流教室」でも何件か例がある。民間施設への紹介だから、不登校の減少または学校復帰に直接役立ってはいない。しかし、子供の役には立っている。その子にとってベターなのはどの選択か。チョイスは複数の目があって成り立つ。そういう話をした。

■ちなみにフリースクールの意義のひとつは教育システムの複線化だ。システムは必ず脱落者を生む。しかし、そのときに隣の仕組に乗り換えられればどうか。行ったり来たりしながら成長できないか。そういう話もした。運がよければそのうち記事になるだろう。

■お向かいの「アラ! あずましい会」から盛り蕎麦をご馳走になる。しかも2枚。腹いっぱい。夕飯いらない。