漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

優しくした訳は

■スーパーに貼ってあったチラシがふと目に入った。一番上に「仔猫たちの里親になってください」と書いてある。仔猫が数匹写っていて、連絡先が記してある。別に短い文が書いてある。貼り主の飼い猫が仔を産んだ。飼ってくれる人を探している。生後○ヶ月。しつけ済み。かわいい猫です云々。

■なんだか変な気持ちになった。犬猫の里親というのは、保健所送りになって、放っておけば殺されるものを引き取って飼うときに使うものだと思っていた。自分の飼い猫が仔を産んだのなら、チラシの文句は「仔猫あげます」だろう。それが「里親」じゃ、誰かもらってくれ、もらってくれなきゃ保健所に送る、そう言ってるように読める。

■優しく見せようとして逆に性根を現すことがあるので、変に丁寧な言葉遣いはよした方がいい。「不登校になられた方」という発言があったのを思い出した。

■元からあった2件の訪問は休み。代わりに昨日からスライドした訪問先1件が入る。あとは通信をつくり、名刺を新しくし(紙代をケチったらひどく安っぽいものになった。ショック)、10/2に行われる市民活動全道フォーラムに出すパネルの案を練る。活動内容を紹介するもので、1m×1.6mくらいの大物。確か2年半ほど前にも一度出した。そのときはモンドリアンを模した凝ったデザインにしたのだが、今回は時間もないし面倒なので、模造紙を2枚用意して、各訪問先で寄せ書きをもらうことにした。頼みに来たら、せいぜい褒めてやってください。

■促進センターで山田が通信を取りに来るのを待ってるうち、今日の日誌を書き終えてしまった。昨日の山田の分がまだ途中だってのに。


※本日の脳内BGM:メリケン情緒は涙のカラー(サザンオールスターズ