漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

花びら舞い散る

萩の花

■フロントガラスに積もった萩の花。走り出したらヒラヒラと舞って、道路に一筋の白いラインを引いた。

■午前中はフリースクールネットの役員会。公的支援の要請を再びしよう、そのために理屈を詰めよう、という議題。本音を言えば、公的支援については考えが定まらない。くれるなら欲しいが、さりとて変な紐がつくくらいなら、金がなくとも勝手にやれる方がいいような気がする。と、ここまで書いて気がついたが、フリースクールへの支援と考えればこそのこのような悩みだけれど、本来義務教育は無償で、それが満たされていない子供への支援と思えばアレコレ悩む必要はない。

公的支援と言っていいかどうかは微妙だが、数年に渡る働きかけの結果、フリースクールへ通う子供たちには学割が認められている。とすれば、訪問支援の場合はガソリン代の一部補助も認められるのではないかしら。

■俺がやりたいと思っているのは、フリースクール一覧のポスターを各学校に掲示してもらうこと。フリースクールの情報は驚くほど知られていない。例えば、いじめに遭ったときここに電話して相談せよ、というような掲示がある。それと同じで、学校に行けなくなったらこういうところがあるよ、と知らせたい。情報があることで、少しは気持ちも楽になるかもしれない。勝手にポスター作っとこうかな。

■会議後半はライオンズクラブの方々を交えて、今月30日のイベントの打ち合わせ。総勢100人程度の規模になりそうだ。けっこう多い。会議のあと、ライオンズクラブともども実地検分へと赴く。会場の余市福祉村を案内してもらいながら、当日のスケジュールを練る。ライオンズクラブの方々は、子供たちと会うのが本当に楽しみらしい。誰が肉を焼いて誰がゲームの司会をして、と相談している様子が実に嬉しそうだ。好感が持てる。楽しい催しになるという予感がした。

■一応、募集は締切ったが、数人なら追加可能と思うので、やはり参加したいという方は早めに連絡をください。

■帰りに忍路のパン屋に寄る。ここのパンがうまいのだ。ワインとパンとチーズで晩餐。


※本日の脳内BGM:蒼いパリッシュ(高田みづえ