漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

春が来た春が来た

■土手の猫柳の芽が膨らんでいた。庭でもクロッカスやチューリップの芽が顔をのぞかせている。夕方、屋根の下に小さな羽虫が群れていた。ようやく春らしくなってきた。地面も乾いて埃がひどい。この辺も春らしい。

■訪問4件の木曜日だったのが4月になってから2件に減って、ぐっと移動が楽になった。とはいえ、そう長くは続かないだろうから、今のうちにのんびり気分を味わっておこう。

■2件の訪問先はどちらもこの春から高校生。課題が届いたり制服が届いてなかったり、これまでとは違う生活が少しづつ始まっている。

■『不登校は終わらない―「選択」の物語から“当事者”の語りへ』という本がある。読もうと思いながら何となく気が進まなくて後回しにしていたら、この本の調査先であった東京シューレが、自身のサイトで、本の内容が遺憾であるとの見解を発表していた。
 貴戸理恵著『不登校は終わらない』に対する見解(要PDF)
262項目にも及ぶ削除・訂正リストもついている。何もそこまで、という印象も受けるが、なにぶん件の本を読んでいないのでどうしようもない。とりあえず、明日にでも図書館に行って借りてこよう。以前から、東京シューレの本やシューレを取り上げた本にある違和感を覚えていた。何かヒントが得られるかもしれない。


本日の脳内BGM:夢の中へ(井上陽水