漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

油断大敵

■日中は上着を脱いでも平気なくらいの陽気。雪融けも一気に進んだ。ここまで融ければ、もうタイヤがとられることもないだろう、と思ったのが甘かった。

■少々早く訪問先に着いてしまい、時間を潰すのに近所のバスの先回所に車を停めた。書き物などをして、さて時間だとエンジンをかけると、なぜだか車が動かない。見ればタイヤが泥に沈んでいる。たまたま舗装してないところ、しかも雪融け水で田んぼのようになったところに停めてしまったらしい。実は、乗りつけたとき少し変な感触がした。雪の上じゃないからいいやと思ったが、まさか泥の上だったとは。アクセルを踏んでもタイヤが空転するばかり。ちょっと動かしてはクラッチを切り、車重と反動を利用して今度はもう少し大きく車を動かす。そうやって次第に振りを大きくしていく。振り子打法ならぬ振り子運転でようやく脱出した。雪が融けたと思って油断した。

■昼に通信を作りながら、山田代表と訪問先のことについてあれこれ話す。山田は訪問先の都合で月例の勉強会に半分しか参加できない。といって、他の誰かに相談できるものでなし、実は密かに溜め込んでいる恐れがある。こうやって話をする時間は大事だ。

■今日の新聞一面はどこも教科書採択の記事。教科書を通じて「国を愛する心」や「公共心」を教えようと目論んでいる人には、学校に行かない子供なんて非国民の最たるものか。「愛国心」や「公共心」を熱心に説く人は、「自分のことを好きになってくれ」と言いたくて言えない人だと俺は勝手に理解している。それで外側から半ば強制で振り向かせようというのはね、どうもね、体質としては粘着だよね。モテないだろうと思うわけです。