漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

英語は笑点で

冬至。昨日までの予報では吹雪になるという話だったが、明日以降に延期されたらしい。その代わり寒い。昨日の雨でザクザクになった雪が固く凍って路面がひどい。

■訪問先で英語を教えながら、語順を「笑点」で説明できるのではないかと考えた。英語とは実は笑点メンバーの掛け合いなのだ。例えばこのような文章。歌丸、円楽で想像して欲しい。真ん中の台詞が円楽さんである。

 I don't know what you say.

「あたしゃわかんないよ」「何がだい?」「あんたの言ってることがだよ」。どうだ。なかなか感じ出てるじゃないか。

 I want something to eat.

「欲しいよう」「何をだい?」「食べるものだよう」。これは、こん平との掛け合い。

 It is difficult for me to speak Japanese.

「それはあたしには難しくてねえ」「何がだい?」「日本語を話すこと」。これは木久蔵とかな。

■これはいける。『笑点で覚える英文法』『英語、笑点で満点』なんてタイトルで本を出したら売れるに違いない、と子供と盛り上がる。しかし、念には念を入れ、もう一つ手を打っておきたい。そうだ。『もえたん』のあの絵描き。あいつを投入しよう。かわいい絵でマニア層もがっちり掴むのだ。萌え笑点メンバー。これで完璧。ということで最終合意に至った。

■雑誌を読んでたらメンタルフレンドの出てくるマンガがあった。脇役で、しかも悪者だったが、「メンタルフレンド」という言葉や、その活動がある程度一般に知られてきたということだろう。良いことだ。ただ、一方で「メンタルな人」「あの人はメンタル」といった言葉も耳にするようになった。これが気になる。「メンタル」という言葉の使われ方には、今後少し敏感になった方がいいかもしれぬ。ちょうど、新聞での「ニート」の使われ方に違和感を抱いていたところだったので、なおのこと気になった。

■ガソリンの値が少し下がる。喜ばしい。


※本日の脳内BGM:92歳のおじいさん(真心ブラザーズ