漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

訪問中止の真意

雪化粧

■面白かったのは俺じゃなくて、担任の教授だよ。「相馬くんという学生は記憶にないですね」って。

■週明けとともに冬がやってきた。1月上旬並みの寒気が入り込んだのだという。昼過ぎから本格的な雪となり、たちまち辺り一面真っ白になった。訪問の間に車が雪に埋まってしまう。雪道を走るのも久しぶりだ。5速を忘れた運転でゆっくり走る。緊張して、普段の鼻歌も出てこない。脳内BGMも今日はお休み。

■午前中の訪問先が玄関先まで行ったところで中止となる。次の訪問まで間があったので、一旦家へ帰った。新聞を読みながらぼんやり飯を食っていたら、前歯が一本なくなっていた。差し歯が取れたのに気付かず、一緒に食べてしまったらしい。口に指を突っ込んで吐こうと試みたが、苦しくて諦めた。

■ブラブラしたままずっと放ってあった差し歯なので、まあ、いつかこうなるだろうとは思っていた。病院に行って治してもらえばいいのだが、それには問題がひとつ。社保の任意継続が切れた後、面倒で国保への切り替えをしていなかった。無保険で病院にかかれるほど金持ちではない。背に腹は代えられぬ。幸い時間もあいている。区役所と社会保険庁を行ったり来たりして、手続きをした。明日保険証が発行される。こうして見ると、今日の訪問中止は、俺に歯の治療をさせるためだったとも思える。後は病院選びで面倒がらぬこと。どこか良い歯医者はありませんか。

■釧路のフリースペースで「訪問型フリースペース」を始めたとのこと。及ばずながら協力したい。