漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

協調ではなく社交

■「協調性」について書いてあると、森毅氏の講演会抄録が送られて来た。

僕、協調性がないんです。協調性がないぶん、社交性でカバーしてるんです。一人っ子はだいたい似てますわ。協調性と社交性は似てると思われるけど正反対です。協調性は、一つの文化共同体にとけこんでいくこと。社交性は一つの文化にとけこまずに付き合っていくこと。社交性は昔から得意ですわ。
不登校新聞Fonte 156号)

なるほど。これでいくと「ワガママを通して嫌われない技術」は「社交性」ということになる。「憎め無さ」と表現した山田の方が適確だったということか。それはちょっと悔しいが、確かに、山田が集団の話を始めたとき、何を言い出したのか瞬時にはわからなかったのも事実なのだ。「集団」「協調性」へのスタンスを改めて確認できたということで、そこらへん収穫だったことにしておこう。

■同じ記事にはこんなこと(↓)も書いてあって、

ええこと、新しいことは自分一人でやるもん。

それその通りと我が意を得た気になった。つまり、以前に書いた「進んで繋がらない」というのもこのことである、というのはさすがに牽強付会が過ぎるか。

■午前中、運動をしに石狩まで。峠を走っていったのだが、いつの間にか周りの木々がすっかり色づいている。知らぬ間に秋真っ盛りだ。道路工事であちこちアスファルトがひっくり返されてて、これも年末前の恒例行事だが、こっちはいつも腹が立つ。かめの会の子供を相手に卓球の練習。ようやくホームラン王を返上できそうだ。卓球とボクシングは同じと見つけたり。もっともボクシングもしたことはない。その後、訪問1件。昨日こしらえたパネルの出来が良いと山田からメールが来た。