漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

嫉妬

■春先の雨は温かい雨と冷たい雨がある。今日は冷たい雨。寒いよ。

■「いっぱんじん連合」という楽しげな名前の団体ができて、なんとなくウォッチしていたら、こんな面白いことを始めやがった。

要するに、日本を代表する暇人である代表を気軽に呼び出して、何らかのお役に立てていただき、代表の「何でもいいから何かしたい!」という欲望を満たすと共に、お客様にちょっとした満足感をご提供するサービスとなっております。

目指すは、日本一敷居の低い&意味不明なメンタルケアサービスです!

見た瞬間、「やられた!」と思った。そうだよ。これくらい気軽なことをしたいんだよ。サポートになってるんだかなってないんだか分からない、曖昧な関係。知り合いでもない専門でもない人だけど(だから)、とりあえず危険はない。「好きなように使ってくれ」と言われたって、どうしても遠慮が出る。その微妙な距離。これが大事なんだなー。薄皮のサポートですよ。

■利用料は一時間500円。これ、図らずも漂流教室を始めた当初のメンタルフレンドの金額と同じなんだよね。やっぱりそれくらいが使いやすい。漂流教室も10年前ってこんな感じだったのかな。もう分からないけど。でも年月を経るうちに、良くも悪くもエラくなってしまった感はある。専門的になってきたというか。だからやれることも増えたけど、気軽さは減った。

■「都合の良い男」ってのがまたいいよなー。「当事者主体」とか「利用者本位」とかいうより、「都合の良い」という方がしっくり来る。肩肘張ってない感じ。

■とにかくはっきりしてるのは、「いっぱんじん連合」に嫉妬したってことさ。くそー。負けてられないな。でも、こういう動きがあるのは本当に楽しいね。


■「札幌市・相談機関への道しるべ」が200部届きましたよ。欲しい人にあげます。