漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

研修初日

■官民合同研修初日。参加者は名簿にある人数の半分くらいしかいない。講師陣にも来れない人がいる。

■近くのコンビニには全然食べ物がない。気持ちは分かるがやりすぎな気もする。そしてネット環境が不安定だ。ノートパソコンを持ってきたので、わりと頑張って報告を書いたら全部消えた。もういい。寝る。明日あさってはホテルに缶詰で研修だ。(3/14)


■研修の開始時間が1時間遅れることになったので、昨日の報告に再挑戦。

■講師が一人来ることができず、初日の鼎談は対談になった。うち一人は札幌若者サポートステーションの松田さんで、札幌から出かけて札幌の事例を聞くという状況に。まあ、しょうがない。

■もう一人は都立一橋高校(定時制高校)の校長で、ここは来年度からサポステとの連携を始める。これから始めるところと、すでに始めている松田さんの話は微妙に食い違い、かえって学校の特徴を明らかにしていた。

■簡単に言うと、学校にとっての「連携」は内部に取り込むということなわけです。一橋高の校長はNPOとの連携について必要だと言いつつ、「わけの分からないものが入ってくることに抵抗がある」という意味のことを言っていた。スクールカウンセラーもスクールソーシャルワーカーもそういう目に遭った。一方で、「学校だけで全ては抱えられない」とも言う。しかし、解決法が外にあるものを内部に取り込むのなら、結局それは「学校だけで全部やろうとしている」ことにならないか。だから、教師の仕事が増えるだけ、という不満も生まれる。

■もう、いっそいろんな団体で学校を囲んだらいいんじゃないか、と思ったよ。学校の枠を物理的に広げてしまう。

■印象的だったのは、学校がどんなことをしてるのか全然周囲に知られてないんですよ、と校長が漏らした一言。いろんなことをやってるのに知られてない、と嘆いていた。それはサポステもフリースクールも変わらない。スピーカーのような役割が必要なんだよな。それがネットワークの一番の仕事かもね。(3/15朝)