漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

アウ・クルさん

地味花

■「漂着教室」のある建物の周りをぶらぶら歩いていたら、地味な花が咲いていた。なんの花だろう。

■日中は事務所詰め。事務所を片付けたり書類の整理をした後、月例の「アウ・クル」全体会議に参加。清掃や施設利用のガイドラインについて話し合う。こうやって、何でも自分たちで決められるというのは素敵なことだ。

■この間のオープニングイベントを経て、団体同士ぐっと親密になったのはいいが、ちょっと気になることも。「アウ・クル」は大屋と店子のような関係ではなく、入居者が同時に管理運営者でもあるはずだ。なのに、事務局を「アウ・クルさん」と呼ぶのはどうか。じゃああなたはどちら様、と思ってしまう。事務局は「事務局さん」。「アウ・クルさん」は入居者みんな。もう少し様子を見て、改まらなかったら次回の会議ででも提起しよう。

■訪問先の子がひとり訪ねてくる。ともにゲームをしたりマンガを読んだり。1対1だと、普段の訪問が「漂着教室」に場所を替えただけに見える。でも、それでも変わってるところはきっとあるはず。来てるだけの"だけ"が大事、ということはある。ただ、相手もそう思ってるとは限らないから気は抜けない。

■夕方から訪問2件。そのうちの1件で、自分は好きなことを話せて楽しいが相馬さんは楽しいか、と子供に訊かれた。まさかつまんなそうな顔をしてたかと一瞬不安になったが、彼なりの気遣いだったらしい。そんなこと今まで気にしたことなかったのにな。子供らは急に変わってみせるのでびっくりする。もちろん楽しいさ。ただ、銃火器の構造には不案内なので、いい加減なことを言ってても勘弁な。山田くん、「漂着教室」に武器の本持ってきてよ。

■雨の降る寒い日。近所の家から薪ストーブを焚くにおいがした。