■大雪が降り、朝から札幌中で交通障害の一日。いつものエールアライブには車で行かず、徒歩で北24条駅まで行って地下鉄に乗った。スタッフの訪問もお休みだが、夜勤はあり。

■金曜日のソクラテスミーティングのこと。大通高校の進路探究授業の一つとして、始まった時から参加している。もう10年くらいになるか。今回はこれまでと準備段階から違いがあった。これまでだと自己紹介の一文と私の人生曲線という図を描いて、それを元に自分の半生や仕事について話して、進路を考えるベースにしてもらっていた。今回は、これまでの人生や高校自体に悩んでいたことについて事前に二回アンケートがあり、それを生徒に渡して話しを聞く糧にしてもらっていた。会場もちょっと違っていて、パーテーションで区切られたブースが出来ていた。隣の話し声や人に気を取られないためかもしれないが、これはオープンにしてあったこれまでの方が、個人的には好きだった。
■アンケートの中身からすると、就職や進学について考えるというよりは高校での今後の過ごし方をブラッシュアップする機会としての性格が強かった今回のソクラテスミーティングだったが、自分は参加した生徒たちに今後の世界を考えてもらう話しをしなければならないと感じていた。それは、アメリカやロシア等が率先して行っている、力を持った者による現状破壊という状況についてである。参加する高校生は2年生で、子供と大人の狭間で世界として認知する領域を広げだしていい年頃だ。
■一言でいえば不登校やひきこもりの支援というお仕事の前提としてあるのは、この先10年20年は変わらない社会状況である。普段は余り意識しなかったことだが、ロシアのウクライナ侵攻あたりから徐々に感じることが多くなり、とうとうトランプ大統領のグリーンランド領有を機に、世界が変化しつつあることを実感しはじめた。同盟を組んでいる友好国相手に臆面も無く領土を寄越せと言うなど、あり得ないことが起こっている。世界が動けば、日本も動く。総理大臣の発言のみならず、かの大統領の言動を後ろ盾に勇ましいことを言う人が増えていると感じる。もし大統領が沖縄がアメリカに必要だと言い出したら、ホイホイとそれにのっかりそうな国になっている。これくらいまでを未来予想に組み込んで将来を考えねばならない。自分の夢をもって生きることや、辛いときに休むことが許される世の中で無くなったら、一体どう生きることになるのだろう。
■そんな来て欲しくない未来が万が一来た時のために今できることとして、出来るだけ貯蓄をしておくことを勧めた。なんとも情けない話しだが、それくらいしか高校生に伝えることができない。なぜなら、自分も未経験の世の中だからだ。少しだけ救いなのは、若い人たちと同じラインに立ってそれにどう対処するかを共に考えることができるということか。高校生たちにニュースを見聞きしているかと聞いたら、半分くらいの生徒たちはしていると答えていた。少しずつ、身近な自分の周囲と世界とのつながりについて考えるようになってほしい、という話しで締めくくった。(火曜日)