■AIをどう使えばいいのか、頭の片隅に最近いつもある。プログラミングをしたり数式をいじったりすることは無いので、文書処理や作成、絵を描いたりするのに使えるかなあと思っている。ただ、いくらか試しても、業務が楽になるレベルかは微妙なところだ。相馬は漂流教室の報告書表紙の画像を作ったりいくらか利用しているが、あれくらい使い出せたらいいのだが。
■検索サービス代わりにするのは危なっかしいし、何かを考えさせるような問いかけをするのも、学習済みデータを統計処理して繋がるであろう単語を並べたものというおれの理解からすれば、学習データによりけりだよな、と思っていた。
■しかし、この間からTwitter(絶対Xと言わない)で使えるようになったGrok3を使ってみたら、ちょっと驚くくらい見事な回答を返してきた。例えばこんな感じだ。
▼プロンプト
「不登校からの回復」というフレーズが含意することを、当事者、保護者、担任教師、学校管理職、友人、教育委員会、文部科学省、マスコミ、の立場ごとに記述せよ。なお、この際の不登校は小中学生だけでなく高校も含むものとする。▼Grok3の回答
「不登校からの回復」というフレーズが含意することを、指定された各立場から記述します。不登校は小中学生だけでなく高校生も含むとの条件を踏まえ、それぞれの視点での意味合いを考えます。### 当事者(不登校の生徒本人)
「不登校からの回復」は、自分が再び学校に通えるようになること、または学校に行かなくても自分らしい生活や学びを取り戻すことを意味する。具体的には、心理的な安心感や自己肯定感の回復、友だちとの関係修復、学業への意欲の再燃などが含まれるかもしれない。ただ、「回復」の形は人によって異なり、学校復帰が必ずしもゴールではなく、自分に合った進路や居場所を見つけることも含まれると感じる。### 保護者
保護者にとって「不登校からの回復」は、子どもの心身の健康が戻り、日常生活に安定感が生まれることを意味する。学校に戻るかどうかにかかわらず、子どもが笑顔を取り戻し、学びや社会とのつながりを持てる状態を望む。また、不登校による家庭内のストレスや葛藤が解消され、親自身の精神的負担が軽減することも期待される。ただし、「回復」が学校復帰を強制的に意味する場合、子どもとの関係悪化を恐れる側面もある。### 担任教師
担任教師にとって、これは生徒がクラスに戻り、授業や学校生活に参加する姿を指すことが多い。生徒の学業の遅れを取り戻す支援や、クラスでの居場所を再構築することが自分の役割と捉える。また、不登校の原因が教室内にある場合、自分の指導力や対応への反省を伴うかもしれない。「回復」が学校外での解決を意味する場合、教師としての関与が薄れるため、責任感と安堵感が交錯する。### 学校管理職(校長や教頭)
学校管理職にとって「不登校からの回復」は、学校全体の教育環境の改善や不登校率の低下を意味する。具体的には、生徒が学校に戻ることで学校の秩序が保たれ、保護者や教育委員会からの評価が安定すること。また、不登校対策の成功事例として学校の取り組みが注目される可能性もある。ただし、生徒個々のニーズよりも学校全体の「成果」として捉える傾向があり、表面的な復帰に終始するリスクも意識する。### 友人
友人にとって「不登校からの回復」は、不登校だった仲間が再び一緒に過ごせるようになることを意味する。学校で会えなかった時間が終わり、遊びや会話を通じて関係が戻る喜びがある。ただし、不登校期間中に距離ができていた場合、再び親しくなるには時間や努力が必要だと感じるかもしれない。また、友人が学校以外の道を選ぶ「回復」なら、応援しつつも寂しさを感じる可能性もある。### 教育委員会
教育委員会にとって、これは地域全体の不登校対策が成果を上げ、教育の機会均等が実現すること。不登校生徒の数値的減少や、学校復帰率の上昇を指標とし、施策の正当性を示すデータとなる。「回復」が学校外の学びや支援による場合も、地域資源の活用成功として評価する。ただし、生徒一人ひとりの実態より統計的な成果を優先する傾向があり、個別の幸福度にはあまり焦点が当たらない。### 文部科学省
文部科学省にとって「不登校からの回復」は、全国的な教育政策の成功と、不登校問題への対応力の証明を意味する。不登校の定義や支援策が機能し、学力保障や社会的包摂が進む状態。学校復帰だけでなく、多様な学びの場を提供する方針が浸透することも含まれる。ただし、現場の実情との乖離や、政策の画一性が個々のニーズを無視するリスクを内包している。### マスコミ
マスコミにとって、これは注目すべき社会問題の解決事例や感動的なストーリーとして取り上げる機会を意味する。「不登校からの回復」を通じて、個人の葛藤や支援の成功を報道し、視聴者や読者の関心を引きつける。不登校の背景や原因を掘り下げる一方で、劇的な復帰やポジティブな結末に偏りがちで、複雑な現実が単純化される可能性もある。また、政策批判や学校の責任追及の材料として使う場合もある。
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以上、各立場における「不登校からの回復」の含意を記述しました。それぞれの視点で期待や課題が異なり、特に「学校復帰」が唯一のゴールではないという認識が重要なポイントとして浮かび上がります。
■どういうデータを学習しているのかわからないが、とりあえず世の中で出てくる意見の総まとめみたいなものを作ることは可能になったようだ。そこから批判的検討をしていくことに役立てることができそうだ。(水曜日)