■函館で帯広で。道内各地から大雪の知らせが届く。札幌は穏やかで雪もすくない。南の方は特にすくない。雪解け水は札幌の重要な水源なんだけど。夏がちょっと心配だ。
■本屋に行くと不登校の本が置いてある棚をチェックする。最近は「不登校は親が解決できる」式の本が多い。SNSに流れる広告も保護者支援をうたったものが増えた(ターゲティングされているせいもあると思うけど)。
■「親学」のように押しつけのにおいが強いと警戒心もはたらくが、多くは「主体的」に学ぶスタイルを取る。「問題を解決したいあなたのお手伝いをする」。「あなたが悪い」とは口が裂けても言わないが、あなたのやり方如何で事態は変わると説くのだからおなじことだ。こうして不登校は親(多くは母親)の問題となる。いや、それ以前から不登校は親の問題だった。1983年の生徒指導資料は登校拒否は本人および親の資質に原因があるとした。その後も保護者原因説はさまざまに形を変えて繰り返され、手口もすっかり巧妙になった。

■「不登校 親のせい」で検索すると最初にAIが概要を示す(図参照)。「子どもの不登校は、親のせいではありません」と断言しながら「不登校になりやすい家庭の特徴」を挙げる。矛盾しているじゃないか、AIもまだまだだなと言いたくなるが、ここに示された内容は検索結果で表示されるサイトをもとに要約しているので、実はあまり笑いごとじゃない。親のせいではないと言いつつ問題を指摘し、子供が笑顔になれるようサポートが大切と説く。そんなサイトが多いということだ。子供のため親のできることを挙げ、望ましい(あるいはNGな)親の態度を解説し、ひとりでがんばるな、私たちが手伝うとサポートのサポートを申し出る。
■熱心な人ほどこの罠にはまる。高い金を払ってダメだったら自分のせい。ずいぶん無茶だが、なにせサポートなのだ。スタート時点で自分次第と思わされている。サポートが講座の形をとることもある。こうなるともっとわかりづらい。
■この手合いが嫌がるのは落ち着かれることで、「三週間で解決」「見守るだけではダメ」「いま申し込むと特典あり」などと言って急がせる。まあまあ座って。お茶でもどうぞ。そういう場所を増やしたい。不登校カフェは明日13時半から、かでる2.7の520研修室です。

■でもなー。相手が落ち着いているから逆に焦るって場合もあるしな。「まあお茶でも」から始まる詐欺だってあるし。こういうのは手法化しちゃうとダメなんだろう。