漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

御用団体

■学校を野山か何かのように、自然環境のごとく考えていないか。

不登校支援と称して子供や保護者の心理や家庭環境にフォーカスして、如何に適応していくかや登校できないならば如何に学習するか(確保法制定以降のトレンド)ばかりを考え、基本的に学校(個々の学校というよりも、教育システムとしての学校)の有り様は変えることには取り組まない団体というのが、世の中で大手を振って活動しているのを目にする。おれの目には、自然災害への対応と相似形に写っているのだが、皆様はどう考えるか。

■自然災害ならば、台風や地震、洪水、大雪に備え、そして被害に遭ったときには心のケアをして、復興に向けて立ち上がるみたいな行動のモデルになるのは当然だろう。災害自体を無くすことは出来ないから。しかし、学校を作ったのも運営しているのも人間であり、その在り方を変化させることができるのも人間である。もちろん、今現在辛い思いをしている人に手当を施すことは必要であるし、不登校という状態が人生において不利にならないよう働きかけることも必要である。しかし、学校の変革について取り組まないのであれば、それは自分たちの何かが悪いから学校には適応出来ないのだという自罰意識に苛まれる人たちを再生産し続けることになる。

■まさかとは思うけど、事業を回すために役所と組んで金回りが良くなる必要があるから、学校をどうこうするという方向を避けた活動ばかりしかやってないんじゃあないよな。御用団体ってやつですな。(水曜日)