漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

もう少し待つ

内閣府および東京都のサイトでは全国不登校新聞社はすでに解散したことになっている。官報の公告は見つけられなかった。清算途中なのかもしれないが、事実上、法人は消滅したといえる。

■旧不登校新聞の記事は株式会社キズキの運営する「不登校オンライン」にも掲載されている。全国不登校新聞社があるうちはよかったが、解散したいま、記事の著作権はどこにあるか。不登校新聞には俺も何本か寄稿している。検索するに不登校オンラインには転載されていないようだが、好きにしていいものだろうか。それで問い合わせてみた。以下、不登校オンライン編集部からの回答要旨。

  • 不登校新聞に寄稿した記事を転載する際は株式会社キズキに一報ほしい
  • 転載を事前に把握したいからで許可や拒否のためではない
  • 不登校オンラインに掲載していない記事については連絡不要
  • 現在掲載されている記事の取り下げなどは応相談

とりあえず俺の書いたものは好きにしていいようだが、著作権の所在が不明なため確認のメールを出した。

■一般的に考えれば著作権を有する会社が潰れれば権利は消える。事業譲渡された会社があればそこが引き継ぐ。キズキが全国不登校新聞社から事業を引き継いだかは発表がないのでわからない。ただ、不登校新聞社の事業であった「親コミュ」も運営しており、なんらかの形で譲渡は行われたと考えるのが自然だろう。であれば著作権もキズキが持っていると思うがどうか。返事はまだない。もうすこし待つ。

■涼しくなるに連れイベントが増える。研究集会もある。見学や視察の人も来る。なんとなくバタバタしているところに読みたい本がどんどん出て、勝手に焦っている。『公教育の再編と子どもの福祉』全2巻はほしいなー。と、そんなことを書いているうちに利用者がどんどんやって来た。いま5人。まだ増えるかなー、どうかな。