■土曜に「さっぽろ子ども・若者白書」をつくる会主催のイベントで話をしてきた。漂流教室の活動より子育ての話題がメインだったのだが、話し終えていろいろ思い出した。3時間おきにミルクをあげおむつを替える。夜担当で何度も夜中に起きたなとか、育児アプリにミルクの量や便の状態なんかを細かく記録してたなとか、保育園の連絡帳にもおなじ内容を書いてたなとか。
■ふと目を覚ましたら寝息が聞こえなくてあわてて駆け寄ったこともある。静かに寝ていただけで安堵した。3歳になってずいぶん頑丈になったから、ついついはじめから大丈夫だった気がしてしまうけど、命がどっちへ転がるかわからない不安定な時期は最近まであった。いや、いまだって安心はできない。
■漂流教室を利用する人たちもみな、そんなあやふやな時期をくぐり抜けて、いまここにいる。そう考えると人の存在が途端に驚きに変わる。みんなすごいよ。