■大丸藤井で全国のギャラリーが集まって美術作家の作品を展示するD-artという催しものをやっていて、推しの作家が出品するので見に行った。山田が推している銅版画作家やまのわさんのInstagramはこちら。
https://www.instagram.com/ymnw.wnmy/
■在廊していたやまのわさんとお話できたのは良かった。その後、会場を回っていて目を奪われたのが小林ちほさんという方の切り絵の作品だ。ググったら詳しいインタビューと作品の写真が出てきたので是非見て欲しい。
sorachi-de-view.com
一見すると油絵の様に見えるが、近付くとⅠミリ以下の幅に紙を切って重ねてさくらんぼや貝の絵になるようにしているのがわかる。気の遠くなるような作業に圧倒された。やまのわさんもこの方の作品に注目していたそうだ。
■京都にある「同時代ギャラリー」のコーナーで展示されていた器も良かった。森鴎外の小説「高瀬舟」で知られる高瀬川は江戸時代に作られた運河で、最近保全の工事をしたら川底が掘り返されて江戸時代から昭和くらいまでに捨てられた陶磁器やガラスのかけらがたくさん見つかるようになったそうだ。ただ、京都はさすが歴史の街、江戸時代以前で無いと考古学的な調査の対象にはならず、そうしたかけらはゴミとして捨てられてしまうという。でも、身近なところから歴史に触れてみようと市民団体がそれを子供と集めるワークショップをやったそうだ。
www3.nhk.or.jp
そうして見つかったかけらを、今度は漆工芸作家の佐々木萌水さんが漆を使って継いで器として作品にした。製作工程から作品まで、こちらのnoteで見られる。
note.com
実際、継いだものを手に取りながら佐々木さんとお話をすることもできて、とても良かった。佐々木さんは北海道の出身だそうだが、こちらでは見る機会がほとんど無いので偶然にも知る事が出来て幸運だった。
■やまのわさんの作品も切り絵も器も、金があれば買いたいなあと思いつつ、会場入り口そばでは知り合いがコーヒー豆を売っていたので豆を買い帰宅。その後、夜回り。貯金しよう。(水曜日)