漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

Amazonを疑う

シェーファーの万年筆を去年買ってブルーブラックのインクがあるかな〜という話は前に書いた。
hyouryu.hatenablog.jp
結局、インクカートリッジは無かったが、ボトルではあった。生産はどうも終了しているらしいので、在庫限りのデッドストックだろう。これを買って、コンバーターというやつを使いボトルからインクを吸い上げて使ってきた。インクは望みのもので良かったのだけど、コンバーターから常に微量のインクが漏れている感じで、ちょこちょこ指が青く染まるのだ。「きつねの窓」状態。何も見えないけど。
www.kinnohoshi.co.jp

■何も見えない青い指は嫌なのでデッドストックのカートリッジが出てこないか、Amazonでたまに検索をかけて見ていたのだけど、とうとうそれらしいものが出てきた。商品写真に出ているパックはブルーブラックの型番だ。値段は元値より高いけど、まあ許容範囲だ。しかし、商品説明のところに「BL/BLK」とスラッシュ入りで記載されていて、個数が「2」になっている。これはもしやブルーとブラックのインクカートリッジ(これらはまだ生産されている)を一つずつ入れてくるような詐欺商売では…と疑いの目で見るおれ。しかし、ここで逃したらしばらく青い指生活が続くなあとも思う。少々お高いが試しに一つだけ買ってみた。それが到着したのが月曜。なんと、ちゃんとブルーブラックのインクカートリッジが入っていた。疑ってごめん、と思い、残りのカートリッジも買ってやろうと値段を見たら前回より値上がりしていた…。でも買っちゃった。

■それにしても、数百円単位のものを買うのに踏ん切りが必要なのが、相対的貧困の実像なのだろうと思う。気兼ねなくそういうものを買える人生とそうでない人生の差よ。(金曜日)