■AIを組み込んだチャットサービス「ChatGPT」が話題なのでつかってみた。適当に質問してわかったが、これは言葉の訓練ですね。正確に訊けば比較的まともな答が返ってくる。あいまいな質問ではあいまいな答になる。
■こっちばっかり質問するのはフェアじゃない(?)と思い、「あなたの持っている疑問を教えてください」と訊いてみたが返答はなかった。漠然としすぎていたのかもしれない。それで「不登校についてあなたの持つ疑問を教えてください」と質問を変えた。
結果、この5項目を挙げてきた。そのうえで「なにか特定の疑問があればお知らせください」と言う。あくまでも自分を回答側に置きたがる。
■サービスによって答に違いがあるか、別のAIチャットにも聞いてみた。
こちらは検索サービスの運営だからか、これらの疑問に「一概に答えることができませんが」と前置きし、体験談のリンクが貼ってある。「これらを参考にすると、不登校について理解を深めることができるかもしれません」とのこと。突っ込んで質問すればさらに答える。不登校への対応はこうするといいそうです。
不登校に対する対応は個別具体的に行う必要がありますが、一般的には以下のようなことが重要です。
■あちこちから「回答」を引っ張ってきてつなげたのだろうが、それなりなことを言う。時間が経てばもっと進化するだろう。北海道フリースクール等ネットワークで出している「不登校Q&A」はこれを超える内容にしなければならないってことだ。
■「疑問」もよく言われるものを持ってきたのだろう。AI自体は質問してくれないが、世の中に転がっている疑問を探してきてくれるので、質問項目を考えるのには役立つかもしれない。フリースクールの問題点を聞いたら、
- フリースクールでは、学校の勉強とは全く異なる過ごし方や学習スタイルが確立されているため、学校に復帰する際に適応困難を感じる可能性がある
- フリースクールは、公的な教育機関ではないため、資金や人材の確保が困難であり、運営や管理に問題が生じることがある
- フリースクールは、不登校の原因や背景に応じた個別対応が必要であるが、その実現には限界があることも指摘されている
と教えてくれた。うん、それは知ってた。じゃあ、改善のためになにをすればいいかと問うた回答のひとつ。
フリースクールの間で相互認証のような自主的な仕組みを作り、学習内容や指導方法、生徒の人権保護などについて社会的に信頼できる基準を設ける
おい、なにを参考にした。