漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

求めてなかったらしい

■コロナ感染拡大。道内の新規感染者数は過去最多を更新。1万人に届く勢いです。でも、報道では「第8波の入口か?」程度のあつかいで、首都圏で爆発しなきゃそんなもんなのね。

■特別、対策が取られる気配はない。個々人で感染対策をしてね、発熱しても重症化リスクのすくない人は病院へ行かないで自分で検査してちょうだい。検査キットは自前で用意。陽性だったら自宅療養でよろしく。食べ物は普段から備蓄しておきましょうねと札幌市。やれやれだ。

■ここへ来て給食時の「黙食」が話題になっている。そんな行動は求めていないと文部科学大臣(え? そーだったの?) いくつかの自治体は規制緩和に動いている。

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まあ、ずっと黙って食べるのは気持ちが沈むでしょう。どうせなら、ごはんは楽しく食べたいだろう。でも、このタイミングなのか。学級閉鎖、学年閉鎖の話をあちこちで聞くんですけど。文科の手のひら返しの理由も気になる。コロナ禍で制約のなか学校生活を送らねばならない。それが不登校増加の理由ではないかとする論がある。それで黙食がターゲットにされたんじゃないかとうがって見ているのですが。

■確かにいまの学校は楽しくないと思う。チェック項目が多くなると、それ自体が排除の原因にもなる。不登校増にコロナ禍のストレスがあるのは間違いないと思うんですが、じゃあ黙食やめましょうってのも安易だ。感染不安は当然残るわけで、子供からしたら自分たちが大事にされている感覚は持てないだろう。

■話は変わって、明日明後日は合同教研。今年はどんなレポートが出るのかのう。不登校分科会は山田が共同研究者だから報告を楽しみにしていよう。俺はこっちのイベントに出ます。まだ申し込み間に合うよ。

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